養液の温度管理の方法
水耕栽培で、植物が元気に育つ養液温度は22度前後です。しかし、季節によってはこの温度を保てないこともあります。その場合はどうしたらいいのでしょうか。
冬の場合
屋外で育てている場合は地域にもよりますが、氷点下近くまで気温が下がる所もあります。そこまで下がってしまうと、植物の生育も止まってしまう場合があります。
寒い時期で、液温が下がるときはオートヒーターがおすすめです。当店でも取り扱いがあり、こちらは観賞魚用のヒーターを流用したものになりますがメーカー推奨品なので安心です。
※屋外に設置した水耕栽培装置にオートヒーターを使用する場合、外気の寒さで放熱しヒーターが常時作動している状態になります。
夏の場合
真夏の炎天下は、人間でも弱ってしまうものです。それは植物の場合も同じで、液温が上がることで水中の酸素の飽和量が減るため植物に充分な酸素が行きわたらず、根腐れを起こしてしまう場合もあります。
寒い時期はヒーターを使って簡単に液温を保つことができますが、夏の場合は遮熱をするため用意するものや作業があるので、少々手間がかかります。
最後に
寒すぎても暑すぎても、温度が極端だと人間でも体調を崩してしまうように、植物にとっても良くないので、居心地の良い温度で管理をしてあげてください。