水耕栽培について

水耕栽培の循環ポンプについて

水耕栽培ではほとんどの場合、根に栄養と酸素を送ることと根腐れを防ぐ目的でポンプを使います。
ポンプにはエアストーンから空気を出すエアポンプ(金魚のブクブク)と、水をくみ上げて空気を送る循環ポンプ(水中モーター)があり、これを使うことで根に酸素と栄養が行きわたるので、植物の生長がグッと早くなります。

循環ポンプについて

水耕栽培にポンプは必需品

土には酸素やいろいろな栄養分が含まれていて、それを吸収して野菜はおいしく生長します。けれどその土を使わない水耕栽培では、液体肥料だけで育てるのでどうしても酸素が足りなくなります。

人間にとってもそうですが、植物にとっても酸素は成長していくために欠かせないものなので、根に酸素を送るためにポンプが必要となります。
※小型の水耕栽培器は根が育つ栽培槽が小さいため、ポンプがついていないものもありますが、ほとんどの水耕栽培キットにはエアポンプもしくは循環ポンプがついています。

循環ポンプについて

ポンプは定期的にお手入れを

水耕栽培のポンプは長期間ずっと動いているため、ゴミがたまったり、肥料が固まったりして詰まる原因になり、運転停止になったりすることがあるので、定期的にお手入れをしてください。
ポンプのお手入れの時には、コンセントを抜いてからポンプを分解して掃除します。

循環ポンプについて

水耕栽培は根腐れに注意

水耕栽培は、日光や液体肥料などの条件がそろっていて、正しく育てている分には特に問題なく植物を育てられます。

日光も十分に当たっていて、肥料も適量をあげているのに野菜があまり育たなかったり、ダメになってしまう原因は根腐れや根詰まりであることが多いです。

根腐れは酸素が足りなくなって根が腐ってしまうのが原因なので、ポンプで根に酸素を送っている場合は心配ありません。

循環ポンプについて

根詰まりにも注意

根詰りは根が大きくなりすぎて、水耕栽培器の管などに詰まってしまうことです。
このほかに液体肥料が濃すぎたりすると根が栄養分を取り込み、大きく張り出してしまうこともあります。

この場合は液体肥料の濃さを調節するか、大きくなりすぎた根を少しカットし、養液(酸素)の循環をよくします。 カットする時は、中心にある大きな根を残し、枝分かれしている細い根を切るようにしてください。

根の詰りをきれいにしたら、エアレーションポンプで酸素が行き渡るようにセットします。

循環ポンプについて

水耕栽培には多少の注意点がありますが、土に比べればかなり簡単に栽培できる便利な方法です。 病気や害虫の心配が少なく、根に気をつけていれば順調に育ち収穫できるので、 レタスやサラダ菜など、土では虫に食べられてしまう野菜も安心して育てられます。

循環ポンプについて

最後に

絶えず根に酸素が届いているものと、そうでないものでは生長度合いに大きな差があります。また、酸素が足りないと根が腐ってしまったりもします。 それほど、植物の生長に酸素は欠かせないものなので循環ポンプのメンテナンスは定期的に行ない、植物に酸素を与える環境を整えてあげてください。

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