屋根に降った雨を樋から集めて貯める雨水タンク。
気になることの一つに“汚れ”があります。 砂やホコリが入っていないか、苔や藻が発生していないか、虫がわいたりしていないか…
雨水タンクの使い始めのころには特に気になるこれらのこと。
実際はどうかというと、設置環境によって違いがありますので一概には言えませんが。
フタをきちんと閉めておくなど、正しく設置していればタンク内に溜まる汚れは年間数ミリ程度です。
(設置場所や環境によって汚れの程度は異なります)
点検をかねて、1年に2回くらいは定期的に水を抜いて雨水タンクを掃除してあげましょう。 といってもそんなに大変な作業ではなくて。 タンク内の汚れは基本的に下に沈殿しています。
なので、排水用のドレンを外して、タンク内をホースで洗浄しながら砂やホコリを洗い流すだけ。
ついでに側面もブラシでこすってキレイにおきましょう。
この排水用ドレンがある・ないによって、お手入れのしやすさが格段に違ってきます。
ほとんどのタイプの雨水タンクに付いているようですが、中には付いてないものもあるようです。
また蓋の大きさもお手入れのしやすさに関係してきます。
小さなことかもしれませんが、ずっと使っていくとなればわりと大きな問題かも。 タンクを選ぶときの参考にもなりますね。 フィルターは取り外して水洗いし元のようにセットします。
基本的なお手入れはこんなところで、あとは機種ごとで特別なお手入れが必要なら行っておきましょう。 雨水をどう貯めるかということは、どう使えるかという可能性にも関係してきます。
キレイに貯めることができれば、庭木への散水や打ち水だけじゃなくて、 その他の使い方の考えられるようになりますし。
キレイに貯め始めた人は、「もっとキレイに貯めるためにはどうしたらいいんだろう」
と工夫し始める傾向もあるようです(笑)
日本では初夏の梅雨と秋の長雨があり、雨水をためるチャンスでもあります。 本格的な雨のシーズンに入る前にタンクのお手入れをする習慣をつけておけば、 メンテナンスを忘れてた!なんてことにもならないですし。恵みの雨をキレイに貯めることができますしね。