“水道の蛇口をひねるといつでもきれいな水が出る”
当たり前すぎて、ありがたさを忘れがち。でも、上水道の普及率が50%を超えたのは1960年代。90%を超えたのは1980年代と、思うより近い昔。
さらに離島や島嶼部は”降った雨を保水できる森林が少ない”とか、”地下水に海水が混ざる”とか良質な水の確保が難しく、陸地から海底パイプで水を引いている島もたくさんあります。
もともと水が乏しいうえに、雨の少ない瀬戸内海の島々。
雨水を一か所に貯めるために屋根に傾斜がつけられていたり、庭に大きな瓶を置いたり、畑には使わなくなった浴槽を置いて雨水を貯めたり、いろんな工夫をしてきました。
島の人たちにとって、雨水を活用することは内地に住む人たち以上に当然のことだったようです。 とある瀬戸内海の島で発見した雨水タンク的なもの。
なんと雨樋を大胆にカットし、ペールバケツに直接雨を貯めるというシンプルさ!どうやら緑のカーテンと庭木への水やりに使っていらっしゃるらしい。
「ダイナミックなお家だ!」と思っていたら、そこにもここにも同じようにしてらっしゃるお家がある 。
雨水タンクを取り付ける際によく聞くのが”雨樋を切っちゃって大丈夫かなぁ”とためらう声。
確かに「失敗したら・・・」と思う気持ちもよくわかります。
でも、この潔さを見ると「思い切ってやっちゃおう!」という気になりませんか?(笑)
「やってみたら簡単だった」ということは世の中にたくさんありますよね。雨樋のカットもそんな感じ?
ペールバケツに雨水を直接貯めるのももちろんアリ!>だけど、雨水タンクにすれば初期雨水もカットできて、よりキレイな雨水を貯められる。貯めた雨水の用途も広がる。
ということで。
島に住む人たちの雨水活用の意識の高さとおおらかさ、ダイナミックさを見習いつつ。 雨水タンクの導入を考えてみてはいかがでしょう。