普通の人は日常的に国土交通省のホームページを見ることは・・・きっとないのじゃないのかなと思います。
でも、実は国土交通省のホームページは、ありとあらゆる防災情報が網羅されていて、しかもリアルタイムの情報を提供している”お役立ち”ページでもあるのです。
そうはいっても総合政策や国土政策、官庁営繕とか、ホントに一般人の日常生活には関係ない情報もある(笑)
でも、防災情報は私たちの生活に直結する大事なもの。そこはしっかり活用したいですね。
まずはトップページの右側にある「災害・防災情報(一覧)」をクリック。
すると地震、風水害、雪害、道路災害、火山など、全国でどんな災害が発生したかの一覧が表示されます。
同じページに国交省が行っている防災対策や、全国のハザードマップを集めたポータルサイト、防災ライブラリーなど、知っておくべき情報がぎっしり詰まっています。
そして最も活用したいのが画面左側にある「リアルタイム情報」の中の「防災情報提供センター」
国交省が持っている防災情報を集約し、インターネットを通じてわかりやすく提供するためのサイトだそうです。
“わかりやすく”とはいえ、さすが国交省のサイトなので。
複雑に色々なものがリンクしているし、慣れないと情報が専門的すぎて???だらけになりがち。
「防災情報提供センター」をクリックすると「リアルタイム雨量」「リアルタイム雨量(広域版)」「リアルタイムレーダー」と、その他の防災情報リンクがその下に並んでいます。
まずは「リアルタイム雨量」をチェック。
「リアルタイム雨量」というのは、水管理・国土保全局、道路局、気象庁が観測した雨量データの速報値のこと。
地図から選択した周辺地域の雨量の分布と観測所ごとの雨量の時間変化がグラフとして表示されます。
この”観測所ごと”というのがポイントで、ものすごくピンポイントの情報を得ることができるのです。
「リアルタイム雨量(広域版)」は、水管理・国土保全局、道路局、気象庁が観測した雨量データを広域の地図上に雨量の多少により色分けしてプロットした”速報値”
「リアルタイムレーダー」は水管理・国土保全局・道路局レーダーと気象庁レーダーのそれぞれの長所を活かして統合した、5分ごとに観測した雨の強さのレーダー情報。
時間あたりの雨量に換算した値で表示されていて、”この状態のまま1時間降り続けると表示された雨量になる”という、ある意味”未来予測図”的な要素のあるもの。
「リアルタイム雨量(広域版)」と「リアルタイムレーダー」は、最大24時間前から現在までの変化をプロットが動いていく動画で見ることができるのです。
“今これだけの雨が降っているよ”、”このまま降っているとこれだけの雨量になるね”
前者はいわゆるお天気情報、後者は防災情報として活用できますね。
携帯のアプリなどでもお天気情報は充実しています。
しかし、さすが国土交通省。 その情報の確かさと更新スピードの速さはさすがです。
もちろん国交省以外のサイトの情報もとっても役立つものですが。防災は人任せにしてはダメ。
最後に頼れるのはやっぱり自分しかいないから。
リアルタイム雨量のチェックをきっかけに、防災情報を意識しながら情報を見る習慣ができればいいなと思います。