グリーンインフラについて

グリーンインフラを整備するためには何が必要なの?

浸透・蒸発・発散・分散貯水・再利用などのサイクルを通した適切な水環境の環境を整えるという”雨処理管理インフラ(=グリーンインフラ)”を整備するとして・・・
何か特別なことをしなければいけないのかと思いきや、私たちが普段から目にしているものの中にグリーンインフラ技術は含まれています。

では具体的に、どんなものがあって、どのように整備していったらいいのかというと・・・

雨豆知識

街路樹
よく見る普通の街路樹。
しかし、植えるとき地中に浸透性のある繊維シートや小石などを敷き詰めることで、地表を流れる水はゆっくりと地面に浸透するようになります。
公園や道路わきの花壇なども同じような仕組みで植物を植えていけば、雨水が地面に浸透しやすくなっていきます。

透水性舗装
アスファルトやコンクリートで地面を覆ってしまうと、雨は地中に浸透することができません。透水性インターロッキングブロック舗装や透水性アスファルト舗装などにすることで、雨水を一時的に滞留し、ゆっくりと地中に浸透させていきます。

雨豆知識

屋上緑化
市内の不浸透性地(水を通さない土地)の20%は建物の屋上だそうです。 屋上緑化によって一時的雨水を貯留することができ、降った雨が地面や下水に流れ込むまでの時間を稼ぎ、さらに雨水が屋上にある間に蒸散することも期待できます。

透水性U字型側溝、透水雨水ます、透水トレンチ
いずれも降った雨を一時的に貯留し、地中にしみこませるための働きがあります。

雨水タンク
屋根から流れ落ちる雨水を集め、貯めておく雨水タンクは一般家庭で手軽に取り組みを始めることができるグリーンインフラです。ひとつひとつのタンクに貯められる水は降る雨の量からすると少ないかもしれませんが、市内に雨水タンクの数が増えれば沢山の雨水をためることができます。さらに貯めた雨水を散水などに

使うことでゆっくり地面に浸透させることができるのです。確かにこれらのグリーンインフラ要素は今までに存在していました。

それらを体系的にきちんと整え、土地利用計画の中に上手に組み込んでいくことがグリーンインフラ技術であり ”自然のプロセス”を活用するということなんですね。

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