さて。
明日は遠足だ、運動会だ、旅行だ、BBQだ、というとき。真っ先に気にするのが降水確率じゃないかなと思いますが。
降水確立30%と出てたら…
「よし、明日は大丈夫そうだ」と思うか「うーん、ちょっと心配だ」と思うか。あなたはどっちでしょう?
そもそも降水確率って何を指標にしているのか。案外知らない人が多いような気がします。
「降水確率とはある地点の雨の降りやすさを確立で表したもの」
例えば40%の降水確立とは、同じような気象条件で100回観測した時に、40回が雨になるというものなんだそうです。
原則として、降水確率の数値は降水量とは全く関係がなく、降水確率と予測される降水量は比例していません。 また、雨が降る時間の長さ、雨の時間的・空間的な分布とも関連性はあまりないんだそうです。
つまり…
降水確率が90%であったとしても。 極端に言うと、降水時間は10分未満で総降水量は1mmに満たないという場合もあり得るということ。
降水量が多い少ないの予測は、降水短時間予報などの「雨量予報」で発表されるんだそうです。
なるほど。
同じように思えても、その性質にはかなり違いがあるんですね。
降水確率予報は1980年に東京地方で最初に始まり、急速に浸透したんだそうです。
それには小中学生の存在が影響していたといわれていて。
生徒たちにとっては「…ところにより雨」と言われるよりも、「60%の確立で雨でしょう」のほうがわかりやすかったというのが理由なんだとか。
ちなみに、あるアンケートによると降水確率が50%になると、 約半数の人が傘を持つという結果が出たそうです。
しかし、傘を持って出るか、持たずに出るかということは、降水確率やアンケート結果だけでは計れませんね。
いい服を着てたり新しい革靴をはいてたり、髪型が気になるときは降水確率が低くても傘を持って出たくなるだろうし。
逆に、「少々の雨なら濡れて歩く方が好き」
「傘を持って出るのが面倒だ」っていう人もいるでしょうから。