『金子みすゞ豆文庫』
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
… … … … … … … …
金子みすゞの代表作といえばこの詩。
何度、読んでもいいものはいい。
豆文庫はいろいろな詩が散りばめてある
小さな玉手箱のような本。
数年前に金子みすゞ展示会で
購入しました。
心のちいさい私は
サプリを口にするみたいに
彼女の言の葉をまるごと
ごっくん飲み込んで
こころの栄養を育む日々です。
スタッフ ゆみこ
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