1922年創業、世界でも指折りの職人技が光る新潟・燕の「おたま」。バランスの良いフォルムと使い心地を兼ね備えたデザインは日本の和心が映し出されたような素朴な質感が魅力的。お味噌汁やお鍋のすくい用としてはもちろん、炒め物やチャーハンなどの取り分けスプーンや残り物のあたため直しにかき混ぜたりと幅広くご使用いただけます。
かご細工や吊り橋などにも多く用いられるアケビのつるを巻いた優しい風合いの「おたま」。滑りにくく鍋に入れっぱなしでも熱くなりすぎない天然素材はすぐ手に取れる快適さを持ち合わせています。
食卓で使ってもそのまま置いておける違和感のない素朴な美しさ。一度水につけておいてからしっかりと巻き付ける手間暇かけたアケビの持ち手は使うほど艶やかに育っていく経年変化もお楽しみいただけます。
素材を叩きながら成型をする槌目(つちめ)打ち加工。光の加減によって凹凸が豊かな表情を見せてくれるマットな質感は職人がひとつひとつ丹念に作り出した証です。
プラスチックや木製のものと比べるとニオイもつきにくいのでカレーやシチューなどにも気軽に使えます。
小ぶり感が使いやすい!と大変人気の卓上サイズのおたま。汁椀や小鉢への取り分けもスムーズに◎すくい部分は約40cc。ちょっと覚えておくだけで調味料の計り代わりとしても使えます。
持ち手の先端には吊るして収納できる引っ掛け穴付きで衛生面でも安心ですね。
金属製洋食器の生産で世界的なシェアを誇る街、新潟県燕市。そこに社屋をかまえる大正11年創業の老舗道具店「工房アイザワ」は大正中期から伝わる、手廻し機械と手仕事の併用を大切にしたものづくりをされています。
時代と共に変化する使い手のニーズに合わせ、日々の生活になじむ美しさと使いやすさを兼ね備えた道具。国際的な知名度を誇るニューヨーク近代美術館の永久保存コレクションにも選定されるほど。
モノづくりの過程で必然的に機能と美が要求されます。機能と美は一卵性双生児のようにそれぞれ切り離せるものではなく機能的に豊かなものは美しく又、形の美しいものは機能的であるということ。
装飾することでそのものの価値を生み出すのではなく、いっさい削ぎ落した美しくシンプルなデザイン。 そのモノがなぜ「必要か」という原点にたえずたちもどり、日本の伝統工芸を生かす真摯なモノづくりに努めておられます。
これ一つでスープや汁物などをかき混ぜたり、すくったり、調理の盛り付けなどなにかと出番の多い調理器具”おたま”。無駄のない素朴な佇まいは料理の邪魔をせず毎日の食卓でうんと活躍してくれますよ。
・ご使用前に洗ってからお使いください。
・アルミは熱伝導がよく、鍋の中に入れたままにするとアルミ部分は熱くなりますのでご注意ください。
・持ち手にアケビのつるが巻いてありますので食洗器で急速に乾燥しないでください。つるが緩む原因になります。
・濡れたまましまわず、乾いてから風通しのいい場所で保管してください。