鹿児島県の伝統工芸品として広く知れわたる白竹の道具。上質な白竹の素材を余すことなく丁寧に作られた弁当かごは「角もの」と呼ばれ、熟練職人ならではの匠技が施されています。お弁当箱としてはもちろん、おもてなしの器やインテリアなど使い方は様々。開ける楽しみが暮らしに温かみをもたらしてくれます。
艶やかな白竹で出来たお弁当かご。竹は通気性が良く食材の蒸れを防いでくれるので、おいしさをいつまでも保ってくれます。
真竹を熱処理して油抜きし、1か月以上天日にさらし続けることでようやく出来上がる、つるんと美しい天然白竹。
衛生面にも優れており、消臭・抗菌作用を持ち合わせているので暑い時期のお弁当箱に最適。サンドイッチかごとしても心地よくお使いいただけます。
白竹の美しさを存分に楽しめるように側面や蓋は「ひしぎ編み」、底面は「筏底編み」で編み込まれています。太さの異なる竹ひごで編み込むことで強度を持たせ機能美を実現。
食材を隙間なく詰めることが出来る四角い形状は「角もの」と呼ばれます。胴、蓋、手とパーツごとに作り、一寸の狂いなく組んでいく技術は熟練の職人さんだからこそ。作り手の経験と感覚でひとつずつ丁寧に作られています。
琥珀色の白竹はお料理との相性が良く、より一層食材を鮮やかに魅せてくれます。取手付で持ち運びが簡単にでき、運動会やピクニックなどでも活躍してくれそう。
ワックスペーパーやラップなどを敷いてからおかずを入れていただくと汚れを気にせず使っていただけます。
スムーズに蓋の開け閉めができる蝶番付き。留め具には真鍮が使われており白竹と共に味わい深くなる経年変化をお楽しみください。
竹林面積日本一の鹿児島県。温暖な気候と良質な土壌から出来る竹は生命力に満ちており力強さがあります。その豊富な資源を生かし、昔から農具や暮らしの道具が盛んに作られてきました。
均一な太さになるように竹ひごを作り、皮の部分以外は削り落とす。面取りをしてなめらかになったひごを1本1本丁寧に編み込むことで柔らかい風合いの弁当かごが生まれます。
まっすぐな竹を火であぶりながら直角に曲げていく作業はまさに職人技。手に取ると使い手を思う職人さんのこだわりがひしひしと伝わってきます。
天然素材の性質上、ささくれや皮の剥がれ、シミのような汚れが見られますが手作りの風合いとしてお楽しみください。
蝶番が付いた珍しい手提げかごは紅茶やコーヒー豆をまとめたり、ソーイング箱や救急箱にもちょうど良い大きさです。
細々した小物の収納かごやインテリアとしても。凛とした佇まいが心地良い空間を演出してくれます。
ただ置いておくだけでも様になる魅力たっぷりの竹かごは来客時のおもてなしの器としても。開ける瞬間までもワクワクでき、ティータイムを華やかに彩ってくれます。
使うごとに艶が増し、様々な表情に出会うことが出来る天然竹。職人さんが細かい竹ひごを1本1本丁寧に編み込んだかごは何十年と使えるほど丈夫に作られています。飴色へと移りゆく経年変化を愉しみながら次世代へと繋いでいきたい弁当かごです。
電子レンジやオーブン、食洗機はお使いいただけません。
使用後はたわしなどで水洗いしていただきよく乾燥させてください。油などが付着している場合は少量の洗剤を付けていただき、しっかりすすいでください。
白竹の色ムラやささくれ、くすみなどがある場合がございますが天然素材の風合いとしてお楽しみください。
直射日光を避け、風通しの良いところに保管してください。