伊賀土の特性により多孔性の素地となり空気を多く保つ行平鍋。土鍋全体がゆっくりと温まり、食材の芯まで熱をじっくりと通します。

直火にかけると遠赤外線効果を発揮し食材の旨みが溢れ、美味しさが際立つ料理へと仕上がります。

伊賀焼はみずみずしい土の風合いが特徴でどんなお料理も格別に引き立ててくれます。 土鍋にできるほどの耐火性を持っているのは伊賀の土のみです。

伊賀焼の起源は約1200年前と歴史は古く、茶の湯が盛んとなった桃山時代には茶陶としての地位を確立。

その美しくやわらかな質感は、普段使いの器としても親しみやすく、 熟練した職人の手仕事によりひとつひとつ丁寧に作られています。

手に取りやすく丸みをおびた持ち手は、ミトンや布巾でもしっかりと手に馴染みます。握ると手に収まるサイズ感が、デザイン的にも機能的にも毎日使いたくなるほどです。

伊賀産地の地層である古琵琶湖層から採れる陶土は、味わい深い土の質感を有している所が特徴。

手作りの為、それぞれ微妙に表情が異なります。同じモノは一つもない手作業の風合い、使い込むほどに味わい深く育つ行平鍋は、日常を写し取ってゆく趣豊かな佇まいが魅力です。

お手入れを楽しみながら、末永くご愛用ください。