最近「エシカル」という言葉をネット上や新聞などで目にする機会が増えて来ました。
正直なところ「エシカル」という言葉は、漠然としか分からなかったのでちょっと調べてみました。
「エシカル」とは倫理的・道徳的という言葉が語源であり
1980年~90年頃にイギリスで使われた事が始まりだそうです。
「エシカル消費」とは環境保全や途上国支援などを念頭に、 倫理的・道徳的に正しい消費活動をしようという考え方で、 イギリスでは、どちらかと言えば 「倫理的でない作られ方をした商品は買うのは控えよう」といった 企業を監視し不正をただす「抗議」や「ボイコット」の意味合いが含まれていたようです。
そんな「エシカル」という言葉が日本に入ってきたのは2008年のリーマンショック後。
消費行動の見直しの機運が高まり、テレビでも「途上国に学校を建てよう!」といった 番組が人気を得るなど社会貢献が注目された時期でした。
日本ではイギリスの「抗議」という意味合いよりも、むしろ「社会に良い物を買おう!」といった印象が強く、「ロハス」や「エコロジー」「フェアトレード」などに社会貢献や人道的な視点を含んだ大きなくくりで使われているようです。
2012年の調査ではエシカルという言葉の認知度は国内では13%程度と
まだまだそれほどでもない状況となっていますが、日本には「もったいない」という文化が古くからあり、今後「エシカル」的な消費スタイルが定着していくのではないかと思います。
この「エシカル」という言葉、マーケティング的な用語ではありますが当店の品揃えのポリシーと少なからず合致しており、ハチドリの物語にある「いまできること」の大切さを深く認識しました。
今後もぶれることなく「エシカル」的な商品やライフスタイルを本気でご提案していきたいと、あらためて決意しました。