24時間365日、いついかなるときでも蛇口をあけたら水が出るのがあたりまえ。
…って状況に普段は何も感じないけれど。
これって実はすごいこと。
巨大なダムに水を貯めて、上水道を整備したおかげです。
ダムがない時代、井戸や川の水を使っていた時代。
雨が降らないと一気に水不足になって、飲み水はもちろん、水田や畑の作物も深刻なダメージを受けちゃう。
だから、今以上に雨は生活に身近な存在として考えられてたんですね。
で、雨が降らない日が続くと、
「どうか雨よ降ってください」と神様に祈る雨乞いが行なわれました。
神仏に芸能を奉納する、
山野で火を焚く、
呪術を行なうなど、
いろんな雨乞いが伝わってますけど、祭りの“踊り”にも雨乞いから始まったといわれるものがあるんです。
大音量で鐘や太鼓を鳴らし、大勢の人が地面を踏んでホコリを立てることで大気を揺るがし雨を降らそうという、ある意味人工降雨の考え方。
昔の人は今の人が思う以上に自然を科学的に捉えてたのかも…
ちょっと(かなり)びっくり!
全国から多くの人が観に訪れる、徳島県の阿波踊りも雨乞い踊りがルーツ。
ただ賑やかに踊ってるだけと思ってたけど、雨乞いがルーツと知ると、また違った感じがしますね。
ちなみに、雨が降り続きすぎると「どうか雨よ止んでください」という雨止みの祈祷もあったんですよ☆