キャンプ用にナイフを買った。
手作りが出来る自分だけのオリジナルナイフ。
持ち手の木を削っていく。
失敗したくないなー。って、
変なプレッシャーをかけながら
ゆっくり削っていく。
モノを作ろうとした時、
見本のようなきれいなモノを目指してしまう。
枠にピッタリはまったものが大好きで、
それだけで満足しちゃう。
失敗しないように鉛筆で下書きをしたのに
その通りに削るとしっくりこない。
削っては握って、削っては握って、を繰り返す。
自分の持つ手の感覚で削っていったナイフ。
見た目はガタガタなんだけど。
でも握る感覚はとんでもなく心地いい。
使い心地を想像するだけで、
なんだか体の奥底からワクワクする。
まだ自分に隠れている不思議なものはあるんだなーって。
なんかもっと削りたくなっちゃった。
不自由な女神 ともまい