夏の水温上昇時の対策は?
いかに水耕栽培が育てやすいと言っても、溶液の液温が高くなりすぎると植物は元気よく育つことができません。
液温の適温は22度前後なので屋内で栽培している場合はいいですが、外で栽培しているとしたら夏の酷暑をどのように乗り切ったらいいのでしょうか?
今回は水耕栽培における温度上昇の対策をご紹介したいと思います。
液温が上昇するとどうなる?
液温が上昇すると、液肥内の酸素が減り、根腐れを起こしやすくなります。
真夏で、苗が大きくなり葉っぱなどでキットが影になっている場合は、直射日光があまり当たらないのでそれほど心配はいらないのですが、栽培を始めた時期などの関係で苗がまだ小さい場合は、直射日光によりキット内の液温が上がってしまうので、キットを移動するなどしてください。
キットの移動が難しい場合
コードの長さなどの理由で移動が難しい場合は、ホームセンターなどで厚めの発泡スチロールを用意して装置を覆います。
さらにサンシェード(車用の銀色の日よけ)などで覆うと効果的です※。
※発泡スチロールは空気をたくさん含むため熱が伝わりにくく、保冷効果が高いです。サンシェードは素材がアルミのため太陽からの放熱がキットに入る前に反射して、液温の上昇をある程度は防げます。
すでに液温が上昇した状態で行うと、保温の役割をしてしまい逆効果なので、液温が上昇する前の早朝または液温が下がっている夜に行ってください。
最後に
植物の種類にもよりますが、人間と同じで暑さに弱い植物もあります。
じめっとした暑さは植物も堪えるので、できる限り良い環境で育ててあげたいですね。